この劇場では、ロボットの農家夫婦が二十世紀梨栽培の歴史を語ります。
1904年に北脇永治(きたわきえいじ)氏が二十世紀梨を鳥取県に導入してから、100年以上が経過しました。
この間、二十世紀梨の栽培は「黒斑病(こくはんびょう)」との戦いであった、と言っても過言ではありません。
黒斑病は1910年頃からまん延し始め、全く収穫が出来ない梨園もありました。他県では栽培を断念する産地が相次ぎました。
鳥取県の梨園も同様に黒斑病の被害を受けました。鳥取県では、黒斑病を発生させないための防除方法の研究を重ねました。農家と県、鳥取大学が一体となって防除などに取り組んだ結果、二十世紀梨が再興し日本一の産地となりました。
ものがたり劇場では、鳥取県の梨産地に、黒斑病の他にも、天災や戦争などの困難が降りかかりますが、それを乗り越えていく歴史を学ぶことが出来ます。
昭和初期の梨農家をイメージしたわらぶき屋根、周囲には実際に使用していた農具を並べて、当時の様子を再現しました。
ものがたり劇場(10分間) | |
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