鳥取県のナシのニューフェイス
鳥取県のナシのニューフェイス
県園芸試験場及び鳥取大学育成のナシのニューフェイスたちをご紹介します。
なつひめ
筑水(母)×おさ二十世紀(父)
・人工授粉が必要
・8月下旬に成熟する青ナシ
・果重は350g程度
・糖度12度で酸味は少なめ
・花芽がつきやすく、維持もしやすい。
・2007年3月品種登録(鳥取県)
夏さやか
八雲(母)×おさ二十世紀(父)
・人工授粉が必要
・8月上旬に成熟する青ナシ
・果皮がきれいで、大きさは300g程度
・糖度12度で香りがある
・樹勢は余り強くない
・2008年2月品種登録(鳥取県)
夏そよか
おさ二十世紀(母)×秀玉(父)
・自家和合性で人工授粉は不要
・8月中旬から下旬に成熟する青ナシ
・果重は350g程度
・糖度12度で独特の香りがある。
・肉質は粗め
・樹の特性は二十世紀梨に似る。
・2008年2月品種登録(鳥取県)
えみり
八里(母)×おさ二十世紀(父)
・人工授粉が必要
・8月中旬から下旬に成熟する青ナシ
・果重は400g程度
・糖度12度
・やや腰高な果形で少し乱れやすい。
・2008年2月品種登録(鳥取県)
涼月
おさ二十世紀(母)×鳥幸(父)
・人工授粉が必要
・8月下旬に成熟する青ナシ
・果重は400g程度で形がよい。
・糖度11.5度でクセがない味
・花芽が維持もしやすい。
・2008年2月品種登録(鳥取県)
新甘泉
筑水(母)×おさ二十世紀(父)
・人工授粉が必要
・8月下旬に成熟する赤ナシ
・果重は400g程度
・糖度14度で甘さが強く酸味は少ない。
・肉質は良好で日持ちは10日程度
・樹の特性は二十世紀梨に似る。
・2008年2月品種登録(鳥取県)
鳥取大学育成のニューフェイス
(仮の名前もまだ未定のものは管理されている番号で紹介)
早優利(さゆり)
おさ二十世紀(母)×新水(父)
・1979年に交配
・人工授粉が必要
・8月上旬に成熟する赤ナシ
・果形は扁平で小玉、GA処理をすると300g程度になる。
・糖度14度で糖・酸のバランスがよい。
・肉質は良好だが、日持ちは5~7日程と短め。
・樹勢は強いが、花芽がつきやすい。
優秋(ゆうしゅう)
TH3(母)×真寿(父)
・1996年に交配
・人工受粉が必要
・8月下旬~9月上旬に成熟する青ナシ
・果形はきわめて良好でよくそろう
・果重は450g
・糖度12度で糖・酸のバランスがよく、
濃厚な味。
・肉質はきわめてよい。
爽甘(そうかん)
秋栄 《 あきばえ 》 (母)×コルラ香梨(父)
・1996年に交配
・人工授粉が必要
・10月上旬に成熟する青ナシ
・果実は大玉(600g)
・糖度は15度で味良好
・サビ(汚れ)が発生しやすい
D-8
秋栄(母)×コルラ香梨(父)
・1996年に交配
・人工授粉が必要
・9月中旬~下旬に成熟する赤ナシ
・大玉(500~650g)で外観・果形は良好
・糖度12.5~13度で味良好
・肉質は良好